新井はそんなにゲッツーを打っているのか?相手にとって嫌な選手とは?各選手のアウト献上率を調べてみた!

      2016/04/04


図9

野球ファンの間で有名な、「ツラゲ」。

広島・新井選手のゲッツーのことですが、そもそもゲッツーが嫌われるのは、一つのプレーで一気に2アウトなってしまうからです。つまり、相手にとってはその選手が「一人でアウト2つくれる選手=楽選手」となります。

そのため、新井選手のゲッツーの多さは、しばしばネタにされています。

それでは、「相手にとって嫌な選手」とはどんな選手なのか?

やはり簡単にアウトをくれない選手になるのではないでしょうか。

そこで、各選手のアウトになる率(アウト献上率)を調べて、どんな選手が嫌な選手かを見てみたいと思います。

スポンサードリンク

・アウト献上率の調べ方

2015年の規定打席以上の選手を対象としています。

アウト献上率=(凡退数+併殺数+盗塁失敗数+犠飛+犠打)÷打席数で計算。

値が低い=アウトを献上していない=相手チームにとって嫌な選手になります

(攻撃的ミスが少ない選手といえるかもしれません)。

犠飛や犠打は入れるか迷いましたが、相手にアウトを与えているのは事実なので、加えました。

上記に加え、牽制アウトや暴走によるアウトもありますが、そこまでは調べるのが困難を極めそうなので、今回は除外しています。

※数字の黄色は規定打席以上の選手平均より数字が良い場合です。

・セリーグ

図1

基本的には、打率が高い選手が上位にきます。

打率が良い=ヒットを打っている=アウトになっていないですから。

ただ、打率1位の川端選手(ヤクルト)より、打率2位の山田選手の方が、四球などが多いため、アウト献上率では上位に来ます。

また、特に目を引くのが丸選手(広島)。打率はワースト2位ですが、四球の多さからアウト献上率は数値が良く、甘く見ていると、相手にとって厄介な選手です。

逆にマートン選手(阪神)などは打率はほぼ平均ですが、併殺の多さから、相手にとってはそれほど脅威ではないかもしれません(マートン選手は2015シーズンの併殺数1位)。

 

・パリーグ

図6

分かり切っていたことですが、柳田選手(ソフトバンク)が群を抜いています。

平均より1割以上高いのは全選手で柳田選手だけでした。

ペーニャ選手(ソフトバンク)、糸井選手(オリックス)も目を引く数字です。

どちらも四球が多く、相手にとってアウトを取るのに苦労する選手でした。

アウト献上率の平均以上を見ると、西武の選手が最多の5人入っております。

最多安打の秋山選手を始め、栗山選手、浅村選手、森選手と中村選手の前にアウトにならない打者を置くことが、2015シーズン中村選手の圧倒的な打点数に繋がっていることが分かります(中村選手の打点は124打点。2位の中田翔選手は102打点)。

 

・新井選手、村田選手など併殺が多いと言われている選手は?図7

さて、本題(?)の新井選手ですが、同じく併殺が多いと言われている、村田選手と共に、数値を算出してみます。

新井選手は打率・献上率共に、規定打席以上選手の平均とほぼイコールです。

規定打席以上の選手の平均なので、全選手の中でみると「アウトにしにくい部類の選手」に入ります。

村田選手は打率こそ低いですが、四球も多いため、出塁率も悪くありません。

ただ、同じ様な出塁率の選手と比べると、0.01~0.04ほど献上率が悪く、「出塁もするが、相手にもアウトを献上している選手」と言え、打席ごとにチームに与える影響の波が大きい選手と言えます。

今回はアウト献上率で、相手にとって嫌な選手を調べてみました。他の手法でも調べられるかもしれません。

 

関連記事

プロ野球開幕戦の結果と最終順位への関連は?

プロ野球開幕3連戦のシーズン結果への影響は?

 - 野球データ